
TOKYO FM「横山幸雄ピアノでめぐり逢い」
TOKYO FMへお邪魔しました! ピアニスト横山さんの番組『横山幸雄ピアノでめぐり逢い』番組の内容は私が影響をうけた音楽などについてトーク。
I had a wonderful opportunity to spend time at TOKYO FM radio station with the amazing pianist Yukio Yokoyama! I’ve been a huge fan of his for years and also love his restaurant. We chatted about career development to music that has changed my life to how to approach scores.
オンエアリポート
指揮者・原田慶太楼さんを迎えて(前編)
今夜もお聴きいただきありがとうございました。
指揮者の原田慶太楼さんをお迎えした前編、お楽しみいただけましたか?
<Play List>
M1バーンスタイン:ウエストサイド・ストーリーよりプロローグ/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、レナード・バーンスタイン(指揮)
M2 プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「愛らしい乙女よ」/ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、ルチアーノ・パバロッティ(テノール)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
1985年東京生まれの原田さん。アメリカンスクールに通う幼い頃、バーンスタインの「ウエストサイド・ストーリー」に出会い、冒頭のサックスに魅了されました。そこで、将来はミュージカルで演奏するミュージシャンになりたい、とサックスをはじめ、アメリカに留学。しかし、そこで恋に落ちてしまったことから、指揮者の道へ!なんと、好きな女の子のお母さんが「娘とつきあいたければ一流の指揮者にならなければだめよ!」と条件をだされてしまったのです。
そこから、通っている学校の指揮の先生をたずね、さらに、YOU TUBEで好きな指揮者を探すうちにロシアまで行ってしまうのでした。すごい行動力!
おおくりした歌劇『ボエーム』の曲は、高校生のときラジオで聞いて感動した1曲。ニューヨークのメトロポリタンで最初にみたオペラもこの作品でした。
現在は、オペラの指揮をすることも多い原田さん。昨年、ブルガリア国立歌劇場の新作「カルメン」の制作に参加。この秋日本ツアーがあります。
ぜひお出かけください!
◎明治ブルガリアヨーグルト スペシャル ブルガリア国立歌劇場
■期間:10月5日(金)~10月17日(水) 全11公演
■主催:ジャパン・アーツ 特別協賛:株式会社 明治
ビゼー『カルメン』
■日程・会場:
2018年10月5日(金) 18:30 東京文化会館(カルメン:ナディア・クラスティヴァ)
2018年10月6日(土) 15:00 東京文化会館(カルメン:ゲルガーナ・ルセコーヴァ)
原田さんには来週もおはなしを伺います!
オンエアリポート
指揮者・原田慶太楼さんを迎えて(後編)
今夜もお聴きいただきありがとうございました!
先週にひきつづき、指揮者の原田慶太楼さんをお迎えしました。お楽しみいただけましたか?
<Play List>
M1 ビゼー作曲: オペラ『カルメン』より前奏曲/フランス国立管弦楽団、小澤征爾(指揮)
M2 ジョン・ウィリアムズ作曲: E.T.―フライング・テーマー/ ジョン・ウィリアムズ(指揮)、ロンドン交響楽団
この秋、ブルガリア国立歌劇場の新作「カルメン」の日本ツアーを指揮をする原田さん。芸術監督のカルターロフは「芯」や「中心」というイメージを日本の「能」に見出し、「カルメン」は「能」とギリシア劇がブレンドされ、ステージに円があるだけで、登場人物がその上にずっと立っているといった斬新な演出だそうです。でも、原田さんがフランス語のセリフを書いて、物語をわかりやすくしているので、初めてオペラを見るという方にもとってもおすすめなんだそう。そして、ヒロインを演じるナディア・クラスティヴァは、カルメンを歌うために生まれてきた!と言いたい大スター。そして、ブルガリア歌劇場の若手、ゲルガーナ・ルセコーヴァも注目です!
オペラを指揮することも多い原田さん。尊敬する指揮者、ロリン・マゼールに手紙を書いて、彼のオペラハウスが3つある!という自宅に住んで音楽祭のアシスタントなどの経験を積んでいます。指揮がうまくなるためには、やはり尊敬できる人のできるだけそばにいていろいろなことを吸収することが大事だと考えてのことだそうです、その行動力、情熱、素晴らしいですね!
そして、映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズとも、タングルウッド音楽祭を通じて仲良くなり、高齢のジョン・ウィリアムズのコンサートのリハーサルコンダクターをしたり、現在世界で人気を集めている「スターウォーズ」などの映画を生のオーケストラで楽しむイベントや、ジョン・ウィリアムズ作品を楽しむコンサートなどでも指揮者の一人に選ばれています。
オーケストラは、その指揮者と仲良くなれるか3分で判断する、といわれます。原田さんが考える指揮者の役割は、演奏者、オーケストラが表現したいことをくみ取り、作曲家の魂を理解しながらもっとよくできるところを引き出していくこと。シンフォニーならペーシングが最も大切だと考えるそうです。曲の構成を覚えるために小節数、速さ、楽章などを書いたグラフを考えただし、ノートも見せてくださいました!
原田さんの今後の予定
7月7日、PMFオープニングコンサート、ジェイミー・バーンスタイン(レナード・バーンスタインの娘さん)とともにトークとバーンスタイン「キャンディード序曲」など 札幌 芸術の森野外ステージ
7月21日 新日本フィルとバレエ「火の鳥」など すみだトリフォニーホール
7月28日、群馬交響楽団デビュー 群馬音楽センター
9月2日、ジョン・ウィリアムズコンサート 大阪フィルと
9月24日 東京交響楽団と木嶋真優(ヴァイオリン)、子供のためのコンサート、フィリップ・グラス「ヴァイオリン協奏曲」など サントリーホール
9月29日、大谷康子 大阪交響楽団、 ヴァイオリン・コンチェルト・コンサート ザ・シンフォニー・ホール
10月5日、6日 オペラ『カルメン』ブルガリア国立歌劇場、東京文化会館